マルニシュウカン引退
第18回東京国際映画祭グランプリ受賞作『雪に願うこと』の「ウンリュウ」役でおなじみのマルニシュウカン号(牡11歳)が、現役を引退することとなりました。競馬ファンのみならず、映画ファンにも「ばんえい競馬」を強く印象付けた馬。『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督、関係者の方々にご来場いただき、ファンの皆様に最後の雄姿を披露し、これまでの活躍と次の世代への期待を込めて送り出していただくため、下記のとおり引退セレモニーを開催します。
ということで,3月24日付で登録抹消されていたマルニシュウカンの引退セレモニーがあるようです。お疲れ様でした。「次の世代への期待を込めて」ということは,繁殖入りするんでしょうか?
マルニシュウカンの母ダイリンクィーンはコブラテンリュウの全妹なんですよね。コブラテンリュウといえば競走成績もさることながら一世代のみの産駒からエンジュオウカンやフクイズミを輩出した名馬であります。マルニシュウカン自身をみても二世ロッシーニも鉄鯉もジアンデユマレイも入っていない血統でして,種雄馬としてはなかなか面白いんじゃないかという気がします。競走成績では決して一流とは言えませんでしたが,文字通り次の世代への期待をしてみたいと思います。
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