« ミサキテンリュウとハヤトリキ | Main | 懐かしい馬の写真を追加中です »

May 28, 2008

発売額 前年に届かず

5月27日付の北海道新聞地方版に,開幕から先週末(25日)までの馬券発売額に関する記事が出ていたそうで。簡単にまとめてみると


  • 開幕から5月25日まで(15開催日)の発売額は11億7100万円で前年比8%減。 市の目標額(12億5300万円)にも届かなかった。
  • 天候不順の影響もあったがナイターが不振。今の季節は午後8時頃はまだまだ寒く「競馬場も場外馬券場もお客さんが帰ってしまう(ばんえい振興室)」。
  • 中でも,今季から始まった金曜日開催が深刻。これまで行われた3回はいずれも6000万円を下回る不振ぶり。
  • ばんえい振興室では「新聞広告を打つなどして開催をPRする方策を検討,暖かくなる今後に期待」とのこと。
  • 競馬場の入場者数は29,772人で前年同期比2割減。ただし,一人あたりの購買額は上昇したため,競馬場での売り上げはほぼ前年並み。
  • 場外馬券場の売り上げは直営・広域いずれも前年同期比で2割ほどの減。

うーん。まあ,確かにこの時期は夜寒いですからレジャー的要素で客を呼ぶのは難しい。わざわざ寒い中を「ナイターやってるから」といって競馬場に足を運ぶ客層は,ライト層ではなくヘビーユーザー層が主。入場者数が少なくその分客単価が上がるというのは当然ですかね。

じゃあ,率直な疑問として
「金土日のナイターをこのクソ寒い時期から始めることによって,どのようなターゲットを狙おうとしていたのか?」
と思ったりもするわけで。
競馬場に新規で訪れる客層を狙うなら,寒い夕方夜よりも昼間開催の方がよかったんじゃないか? あえて寒空でのナイターで勝負するなら,もっと大々的なイベントを仕掛けるべきじゃなかったのか?
それともインターネット投票を期待していたのか? だとしたら「開催日が変わる」という周知が致命的に足りなかったのではないか? 「新聞広告」では十勝外のファンには伝わりませんよね。
あるいは,相変わらず売り上げ減が下げ止まる気配のない直営場外は放置でいいのか?

5月上旬から曜日を変更してのナイター開催,現時点では「戦略と戦術がちぐはぐ」という印象を持たざるを得ません。「馬券は『窓口さえ開けておけば売れる』という時代は終わった」というのはこれまでもいろいろな方が言っておられます。まさか「中央競馬の開催時間とずらして発売すれば買ってくれる人はたくさんいるはずだ」という皮算用をしていたわけでもないでしょうね。

とはいえ。ここで運営側を批判して「はい,終わり」で済ませちゃうのは建設的ではありませんし,ばんえい競馬が無くなったら困るのはさまざまな立場の人にとって同じなわけですから。それぞれの立場で,これまでのマイナス分を取り返すようなことをやっていくべきなんでしょうね。
とりあえずシロート考えですが。


競馬場
これまでの「馬券以外の収益基盤の確立」という基本路線は間違っていないと思います。いかにばんえい初体験の人に競馬場に足を踏み入れてもらうのか,その方々をリピーターとして競馬場に何度も来てもらうためにはどうするか,でしょうね。
インターネット投票
今現在オッズパークや楽天競馬のアカウントを持っている地方競馬ファンに,ばんえい「も」買ってもらう。あるいは中央競馬のファンに,ばんえい「も」興味を持ってもらう。個人的なキーワードは「口コミ」と「キャラ萌え」。
直営場外&AIBA系場外
傍目には有効的な策は打ち出せていないように見えますし,個人的にもこれといった案は思いつきません。十勝以外の生産者のウマ離れを食い止めるという観点でも,ばんえい競馬の知名度を上げるための方策は全道で行った方がよいとは思うのですが……。

|

« ミサキテンリュウとハヤトリキ | Main | 懐かしい馬の写真を追加中です »

存廃問題」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 発売額 前年に届かず:

« ミサキテンリュウとハヤトリキ | Main | 懐かしい馬の写真を追加中です »