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March 30, 2009

ニュース転載 2億円狙うなら「ばんえい競馬」、五重単・持ち越し導入へ

各機関で報道されていますが,とりあえず読売新聞の記事で。


2億円狙うなら「ばんえい競馬」、五重単・持ち越し導入へ
 「ばんえい競馬」を開催する北海道帯広市は、今秋のレースから連続5レースの1着馬を予想する「五重勝単勝式」をインターネット販売で導入する。

 的中者が出なければ払戻金は次回に持ち越しされる仕組みで、100円が最大2億円になる可能性があるという。

 同競馬は売り上げ減に苦しみ、委託先の運営会社が来シーズン限りでの撤退を示唆しており、同市などでは「宝くじファンにも購入してほしい」と期待を寄せている。

 重勝式は2005年の競馬法改正で実施可能になったが、現行の日本中央競馬会(JRA)や地方競馬での導入は初めて。五重勝単勝式は、事前に指定された連続5レースの1着馬を最初のレースの発走前にすべて予想する。的中確率は、10頭立てレースの場合10万分の1で、JRAの18頭立ての三連単(4896分の1)より低い。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090329-OYT1T00730.htm


新賭け式の話題としては今まで三連単が俎上に上ることが多かったばんえい競馬。個人的には「三連単やってもフルゲートの頭数が多い&予想の根拠となる情報量が圧倒的に多いJRAと時間が競合している以上,射幸心を煽る形での新規顧客開拓の望みは薄い」と思っていて,「どうせなら重勝式の方が面白いんじゃないか?」と考えたりしたこともあったのですが,「キャリーオーバー」という発想は全くありませんでした。これ,すごくいいですね。「宝くじ感覚」で,普段の掛け金に「プラス100円で」と,他場のファンも投票してくれるでしょうから(ただし,実際に「2億円の配当」となるためには累積270万票ぐらい売れる必要があるわけですし,現実的にそこまで持ち越せるかどうかは,推測の根拠となる数字が無いのでなんともいえませんが)。
とりあえず,この五重勝単勝式馬券が成功するための条件を考えると,やっぱり問題となるのは「どうやって予想する?」という事になるんじゃないかと思います。現状,ばんえい競馬の予想の根拠となりうるネット上で無料で見れるもの,というのはあまりに少ないんじゃないかと。ただでさえビギナー層に「どう予想していいかわからない」との声が多いばんえい競馬なわけですから,このまま五重勝単勝式を発売したとして,初めてばんえい競馬に触れる層がリピーターとして継続的に馬券を購入してもらえるのか? と考えると,やっぱりちょっと難しいんじゃないかという気がします。北海道競馬運営改善対策室でやっている予想サイトみたいなのを,半公式で作ってもいいんじゃないかと思ったり。これは五重勝単勝式に限ったことじゃなくて,現状の馬連馬単(+将来的に三連単の導入も)の馬券売り上げのテコ入れにもなるでしょうし。
あとは。「宝くじ感覚」ということであれば,単純に「オッズパークの会員数が増えること」も売り上げの大きなファクターになるんじゃないかと。となれば,ばんえい競馬という狭い視点だけでなく地方競馬全体,さらにはJRAも含めた競馬全体の底辺層の拡大が重要だなと。主催者の垣根を越えた相互キャンペーンや,もっと小さく草の根でのファン同士の交流なんていうのも,「競馬」を元気にしていく一つの要因になるのかな?

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March 27, 2009

ばんえい記念(展望)

いよいよやってまいりました。ばんえい競馬の最高峰,農林水産大臣賞典ばんえい記念。

とりあえず私見ですが。「800Kgの競馬と900Kgの競馬が別次元」であるのと同様というかそれ以上に「900Kgの競馬と1000Kgの競馬は別次元」だと個人的には考えています。ここのところサカノタイソンにスーパーペガサスと「800Kgでも1000Kgでもウェルカム」な化け物(笑)が続けてばんえい記念を連覇しているので勘違いしちゃいがちなのですが,そんな馬は滅多に現れるもんじゃないと思います。普段の特別戦で苦戦をしている「重賞専用」のパワー特化型がその怪力を見せつけるのが大臣賞だと。

ということで,出走馬のうちでパワー特化型といわれている有力馬はトモエパワー,スーパークリントンの2頭。
1月2日の帯広記念を見た時点では「ばんえい記念はトモエパワー本命(対抗スーパークリントン)で大丈夫と確信しました。」なんてことを書いちゃったのですが。
・馬場は昨年(0.6%)より軽くなりそう
・チャンピオンカップで見せたスーパークリントンのレースっぷりが想像以上に良かった
・フクイチ(2度目)以降続いているばんえい記念の勝ち馬は任期2年(再選あり)の法則
・フクイチ,シマヅショウリキ,サカノタイソン,スーパーペガサス,トモエパワーと続いている「ばんえい記念初制覇は7歳時」の法則
ということで,逆転の可能性はかなり高いんじゃないかという気がしてきました(苦笑)

今季未勝利のトモエパワーですが,別に年齢による力の衰えはないとみています。血統的にも大丈夫でしょう。確かに帯広記念では5着と,いまいち期待外れだったわけですが,レース内容的にはそれほど悪くないと思います。大一番で力は出せるでしょう。
そしてスーパークリントンですが,チャンピオンカップで見せた先行策が個人的には好感を持っています。恐らく道中ペースを作るであろうトモエパワーをマークできれば障害で逆転できるチャンスは充分あり。

レース的には両馬の一騎打ちと見ます。

その他,重賞勝ち組を見ていきますと。
昨年2着のミサイルテンリュウですが,今季の重賞レースをみているといずれも最後バテバテで,こちらは年齢による力の衰えがきているんじゃないかという気がします。とはいえメンバー中随一の障害巧者,それなりのレースにはなるでしょうが,2強に割って入るのは厳しいか。
同じく昨年3着のスターエンジェルも,昨年以上の上積みは期待できなさそう。
昨年は2番人気に推されながら6着に敗れたナリタボブサップ。この馬,障害を一腰で越えたときは強いけど,一腰で上がらなかったら脆いというのが最近レースを見ていての印象です。気性的な問題なのですかね? ということでばんえい記念向きじゃないのかな,と。
ばんえい記念初挑戦となるカネサブラック。障害でのヒザ折り癖がある馬なので,うーん。こちらもばんえい記念向きではないような気がします。
……ということで,ニシキダイジンが一番面白そう。惜しくも2着に負けたとはいえ帯広記念のレースっぷりは見事でしたし,忘れちゃいけないグランプリホース。何故かいいレースをしても全然人気にならない不思議な馬ですが,ここでいいパフォーマンスを見せてスターホースの仲間入りを。

残りの重賞未勝利組はといいますと。
ヨコハマイサム,タケノホウシュウの2度目の挑戦組は重賞勝ち組を1頭でも抜くような結果を期待したいです。
あとは初挑戦となるイケダガッツ。イケダガッツといえば「第1障害を離れた最後尾で降りた後に淡々と歩いて第2障害下ではいつの間にか早め到達」なわけですが。その「淡々と」を1トン競馬でやれるかに興味があります。これで本当に第2障害下に先頭で到達したとしたらまさに化け物でしょうね。

レースの展開ですが。平地での牽引力を考えると第1障害~第2障害はトモエパワーがペースを作ることになると思います。終いの確実さもトモエパワーに分があると考えると,「トモエパワーに勝つ」ためにはトモエよりも先に障害を降りるのが必須。
となると,第2障害をトモエよりも先に仕掛けたいと考えるのが普通ですが,障害の仕掛けを焦ると直線バテますし,トモエパワーも決して障害巧者というわけでもないので,トモエパワーが仕掛けるのを待ってから……という乗り方もアリだと思います。
道中~第2障害での各馬の位置取りや騎手の仕掛けのタイミング。駆け引きが非常に楽しみです。

◎スーパークリントン
○トモエパワー
注ニシキダイジン

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March 24, 2009

種雄馬成績(2009年3月2日終了時点)

種雄馬成績(2009年3月2日終了時点)

総合
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ7057516,138,000
2エビスタイシヨウ5747013,046,000
3タケタカラ7197511,524,000
4ハイセンプー4165210,771,000
5ウンカイ4645710,418,000
6サカノタイソン434598,904,000
7グレイトジャイナー312426,190,000
8ナンエイホマレ297396,136,000
9アキバオーショウ301315,567,000
10ダイヤテンリユウ332275,552,000

2歳
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ224326,710,000
2ウンカイ280325,278,000
3インディボクサー201224,384,000
4アキバオーショウ175193,871,000
5エビスタイシヨウ123152,817,000
6グレイトジャイナー121152,540,000
7ホッカイハヤテ74132,481,000
8タケタカラ119142,275,000
9エビスカチドキ82142,259,000
10ダイヤキンショウ64112,213,000

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March 17, 2009

イレネー記念(結果)

前日の雨で4.9%と軽目の馬場で行われたイレネー記念はキタノタイショウが勝利,ホクショウバンクの三冠達成はならず。
レースは前哨戦つばき賞の再現を狙うコウドウフジの他アアモンドヤマト,キンノカミあたりがリードする展開。第2障害を最初に仕掛けたのはアアモンドヤマト,次いでコウドウフジ。2頭が止まったところで各馬が一斉に挑戦を開始。キタノタイショウが抜群のカカリで一気に障害を越えて直線へ向かう。ほとんど差なく2腰目でクリアのコウドウフジ。続いて最初に仕掛けたアアモンドヤマトと,一腰で上げたアオノレクサスがほぼ同時。少し離れてキンノカミ,さらに少し離れてようやく二冠馬ホクショウバンクが6番手。
最後直線はアオノレクサスが2番手に進出するが,キタノタイショウの脚色は衰えず。残り30mを切ったあたりから次第にアオノレクサスの脚色が鈍り始めて独走状態,そのままゴールとなりました。アオノレクサスが何とか持ちこたえて2着確保。ホクショウバンクはいい脚で追い込んでくるも時すでに遅しの3着まで。4着はゴール寸前で脚色が鈍ったコウドウフジを交わしてキンノカミ。コウドウフジ5着。道中レースの流れに乗れず置いてきぼりにされたワタシハスゴイが6着。逃げたアアモンドヤマトは結局7着。

勝ったキタノタイショウ。道中は本命ホクショウバンクの一歩手前で好位追走,先行馬が仕掛けるのを待って障害に挑戦して一腰で上げ,最後で脚色鈍ることなく歩ききった競馬は完璧といえる内容でした。服部調教師の重賞勝ちは2005年9月のばんえい大賞典(カネサブラック)以来3年半ぶり。
2着アオノレクサスも障害は良かったですね。兄エビスオニワカにおばフクイズミという血統も魅力,白い馬体も相まって人気が出そうですね。ばんえい競馬史上初の「2歳三冠」に挑んだホクショウバンクは3着まで。第2障害でもたついたのが敗因なわけですが,特に障害がヘタというわけでも無いと思います。もうちょっと道中のペースがスローめに流れてくれた方が良かったのかなあ。

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March 13, 2009

イレネー記念(展望)

今週の重賞は伝統の一戦イレネー記念。レースの格式でいえばばんえい記念と並ぶ,ばんえい競馬でも最高クラスということで,平地競走で例えるなら朝日杯フューチュリティステークスや皐月賞というよりは「ばんえい版ケンタッキーダービー」ぐらいが妥当なのかなと思います。
ただ,その格式とはうらはらに,このレースを勝ってしまうと次年度以降はとたんに重賞で勝てなくなってしまうというジンクスがつきまとう,なかなか悩ましいレースでもあるのですが。

今回はナナカマド賞,ヤングチャンピオンシップを制したホクショウバンクが「2歳三冠」に挑みます。定量戦でもあるし可能性は極めて高いといっていいでしょう。最大の敵は「雪と雨」。
逆転候補はメンバー中最多の8勝を挙げているキタノタイショウとバレンタインカップ2着のワタシハスゴイでしょうが,今回の条件なら末脚が確実なワタシハスゴイの方が上とみます。ただ,雨が予報以上に長引いて馬場が軽くなるようならキタノタイショウに分があるかも。
その他には前哨戦となるつばき特別を勝ったコウドウフジですが,定量戦670Kgで前回のような先行策がとれるかどうか。個人的には好枠を引いたつばき賞3着アアモンドヤマトと初騎乗となる入澤騎手のコンビに期待しています。

◎ホクショウバンク
○ワタシハスゴイ
▲キタノタイショウ
△アアモンドヤマト

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March 11, 2009

種雄馬成績(2009年2月2日終了時点)

種雄馬成績(2009年2月2日終了時点)

総合
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ6476714,080,000
2エビスタイシヨウ5176512,224,000
3タケタカラ6626910,674,000
4ハイセンプー3774910,164,000
5ウンカイ416549,905,000
6サカノタイソン391568,424,000
7グレイトジャイナー281375,366,000
8ダイヤテンリユウ307255,276,000
9ナンエイホマレ273335,173,000
10カゲイサム262254,894,000

2歳
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ209306,246,000
2ウンカイ251315,045,000
3アキバオーショウ156173,324,000
4インディボクサー180183,183,000
5エビスタイシヨウ111152,751,000
6ホッカイハヤテ70122,371,000
7グレイトジャイナー109142,313,000
8タケタカラ112142,219,000
9ダイヤキンショウ59112,085,000
10エビスカチドキ71132,077,000

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March 04, 2009

チャンピオンカップ(結果)

2.8%とちょい重めの条件で行われたレースはカネサブラックが勝って今期重賞2勝目を飾りました。
スタート後,第1障害を最初に降りたのはライデンロック。その後はスルスルとスーパークリントンが先頭に立ち,ついでトカチプリティー,ナリタボブサップ。カネサブラック,フクイズミあたりが4番手グループ。
第2障害を最初に仕掛けたのはスーパークリントンとトカチプリティーがほぼ同時。2頭とも一腰目は坂の中ほどまで。両馬が二腰目を入れたあたりで後続各馬が次々と仕掛けを開始。二腰目が入ったスーパークリントンが最初に天板に前脚をかける。次いでカネサブラックが上げそうな雰囲気,フクイズミは痛恨のヒザ折り。最初に障害を降りたのはスーパークリントン。少し離れてカネサブラック,さほど差なくライデンロック。その後はナリタボブサップ,シベチャタイガー,アローファイター,トカチプリティーあたりが次々と直線へ。
先頭はキレのいい末脚を使ってカネサブラックが残り50mあたりで奪取。ライデンロックが残り30mで2番手に上がり,さらに先頭をうかがおうかという勢いで差してくる。しかし残り20mを切ったあたりでライデンロックは次第に失速,スーパークリントンが2位に再進出。カネサブラックが最後まで1馬身弱のリードを守りきってゴールイン。ばんえい十勝オッズパーク杯以来となる今期重賞2勝目となりました。2着スーパークリントン。3着争いは懸命に粘っていたライデンロックがゴールまでソリ半分のところでストップ。後ろから追い込んできたフクイズミ(3着)とナリタボブサップ(4着)に交わされて5着となりました。
勝ったカネサブラック。今回の勝因は「ヒザ折りしなかったこと」だと言っていいかと。もともとスピードが持ち味の馬ですので,高重量戦よりはこれぐらいの重量のレースの方が合っていると思います。この後はばんえい記念に向かうのでしょうか? もし出走するとしたら,やっぱり障害がカギになるでしょう。
2着スーパークリントン。今回は道中先行できたのが奏功でした。好調期なんでしょうかね? こちらはばんえい記念にも出てくるでしょうし,今日のレースっぷりはトモエパワー超えを期待するのに充分な内容だと思います。3着フクイズミ。今回は道中もいい位置につけてたし,課題の第2障害での仕掛けのタイミングも良かったとは思います。ヒザ折りが悔やまれます。ナリタボブサップは道中先団に取り付き,障害も4番手で降り,結果も4着と,決して悪い結果ではないのですが,何となく淡泊というかちょっと物足りない内容だったような気がします。
対照的に見せ場たっぷりだったのはライデンロック。展望でも「注目」と書いたのですが,正直いって想像以上の内容でした。古馬オープンで770Kgの荷物,さすがに自己条件のように終止先頭でレースをすることは叶いませんでしたが道中は中団をキープ。第2障害も一腰でほぼ頂上近くまで上げちゃいました。来シーズンの早いうちにはオープンに組まれることになるでしょうが,充分やっていけると思います。

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