ニュース転載 2億円狙うなら「ばんえい競馬」、五重単・持ち越し導入へ
各機関で報道されていますが,とりあえず読売新聞の記事で。
2億円狙うなら「ばんえい競馬」、五重単・持ち越し導入へ
「ばんえい競馬」を開催する北海道帯広市は、今秋のレースから連続5レースの1着馬を予想する「五重勝単勝式」をインターネット販売で導入する。的中者が出なければ払戻金は次回に持ち越しされる仕組みで、100円が最大2億円になる可能性があるという。
同競馬は売り上げ減に苦しみ、委託先の運営会社が来シーズン限りでの撤退を示唆しており、同市などでは「宝くじファンにも購入してほしい」と期待を寄せている。
重勝式は2005年の競馬法改正で実施可能になったが、現行の日本中央競馬会(JRA)や地方競馬での導入は初めて。五重勝単勝式は、事前に指定された連続5レースの1着馬を最初のレースの発走前にすべて予想する。的中確率は、10頭立てレースの場合10万分の1で、JRAの18頭立ての三連単(4896分の1)より低い。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090329-OYT1T00730.htm
新賭け式の話題としては今まで三連単が俎上に上ることが多かったばんえい競馬。個人的には「三連単やってもフルゲートの頭数が多い&予想の根拠となる情報量が圧倒的に多いJRAと時間が競合している以上,射幸心を煽る形での新規顧客開拓の望みは薄い」と思っていて,「どうせなら重勝式の方が面白いんじゃないか?」と考えたりしたこともあったのですが,「キャリーオーバー」という発想は全くありませんでした。これ,すごくいいですね。「宝くじ感覚」で,普段の掛け金に「プラス100円で」と,他場のファンも投票してくれるでしょうから(ただし,実際に「2億円の配当」となるためには累積270万票ぐらい売れる必要があるわけですし,現実的にそこまで持ち越せるかどうかは,推測の根拠となる数字が無いのでなんともいえませんが)。
とりあえず,この五重勝単勝式馬券が成功するための条件を考えると,やっぱり問題となるのは「どうやって予想する?」という事になるんじゃないかと思います。現状,ばんえい競馬の予想の根拠となりうるネット上で無料で見れるもの,というのはあまりに少ないんじゃないかと。ただでさえビギナー層に「どう予想していいかわからない」との声が多いばんえい競馬なわけですから,このまま五重勝単勝式を発売したとして,初めてばんえい競馬に触れる層がリピーターとして継続的に馬券を購入してもらえるのか? と考えると,やっぱりちょっと難しいんじゃないかという気がします。北海道競馬運営改善対策室でやっている予想サイトみたいなのを,半公式で作ってもいいんじゃないかと思ったり。これは五重勝単勝式に限ったことじゃなくて,現状の馬連馬単(+将来的に三連単の導入も)の馬券売り上げのテコ入れにもなるでしょうし。
あとは。「宝くじ感覚」ということであれば,単純に「オッズパークの会員数が増えること」も売り上げの大きなファクターになるんじゃないかと。となれば,ばんえい競馬という狭い視点だけでなく地方競馬全体,さらにはJRAも含めた競馬全体の底辺層の拡大が重要だなと。主催者の垣根を越えた相互キャンペーンや,もっと小さく草の根でのファン同士の交流なんていうのも,「競馬」を元気にしていく一つの要因になるのかな?

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