« March 2009 | Main | May 2009 »

April 24, 2009

ばんえいオッズパーク杯(展望)

いよいよ単独開催3年目のばんえい競馬がスタートします。開幕を飾るのは昨年度獲得賞金上位馬によるスピードキング決定戦,ばんえいオッズパーク杯。

オープン牡馬で720Kgという軽量戦,また週末は雨が予想されているようで,かなり速い時計での決着になるでしょう。となると,やっぱり昨年の1,2着馬,カネサブラックとナリタボブサップの2頭が中心になると思います。この重量なら2頭とも第2障害は一腰で上げるでしょう。昨年は坂下からゴールまで,ずっと並んだままでの叩き合いとなった好レースでしたが,今年も激闘となるかどうか? 2頭のどちらを上位にとるかは悩ましいところですが,馬券的にはナリタボブサップが頭になった方がおいしいだろう,という単純な理由でボブを上位にしておきます(苦笑)
この2頭に割って入る存在を挙げるとすれば。「チャンピオンホース」トモエパワーは720Kgは適鞍(適橇?)ではありませんし,スーパークリントンも純粋なスピード争いになると分が悪そう。ということで,昨年4着のホクショウダイヤに期待したいです。昨年このレースで見せた末脚は目を見張るものがありました。その後重賞では期待外れの成績に終わりましたが,軽い荷物で臨める今回はこの馬にとってはプラスでしょう。悲願の重賞初制覇なるか?
また,このレースで注目すべき点として,昨季最大の上がり馬ギンガリュウセイが古馬オープン相手にどこまで通用するか,というのがありますが。前走は馬場水分2.5%で720Kgを曳き,2分13秒5で勝利。時計だけの比較ではちょっと微妙なような気がしますが。この馬も底を見せたわけではありませんし,うまくレースの流れにのれればもしや。
また,もう一つ注目すべきは早くも重賞初騎乗となる長澤騎手。ばんえい競馬の次代を担うであろう期待の新鋭がどのようなレースを見せるかが楽しみです。

◎ナリタボブサップ
○カネサブラック
▲ホクショウダイヤ
△ギンガリュウセイ
注トカチプリティー

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 21, 2009

ニュース転載 ばんえい市単独開催2年目 発売115億 前年比1割減

思いっきり時期外れですが,備忘録として。ばんえい十勝劇場さんからの転載記事。
もはや新シーズン開幕直前という時期でもありますので,今さら昨年度の不振の原因をあれこれ論じることはここでは止めておきます。単独開催3年目でまさに正念場となる今シーズン。入場人員と売り上げを増やすために,主催者をはじめとする各層がどのような動きをとるのか,期待を持って注視したいと思っております。


ばんえい市単独開催2年目 発売115億 前年比1割減
場外の落ち込み深刻 高額配当導入など新戦略

 帯広市単独開催2年目のばんえい十勝は30日で、今年度開催全日程の150日間が終了した。発売総額は115億5535万8700円、前年対比では89.34%と1割下回り、予算対比でも97.17%と計画を達成できなかった。後半は正月開催や重賞レースで盛り返したが、単独開催初年度の昨季より話題性が減り、天候不良によるナイター開催の不振が響いた。運営受託会社が赤字の見通しで、3年目となる来季は新たな発売戦略や競馬場の複合施設化など、経営安定に向けた道筋を示せるかが課題となる。

2008年度(開催150日) 2007年度(開催150日) 予算対比 前年対比
発売額 115億5535万円
1日平均7703万円
129億3397万円
1日平均8622万円
97.17% 89.34%
 (内訳) 帯広競馬場 30億1910万円
直営場外  42億9266万円
電話・ネット 24億1452万円
広域場外  18億2905万円
帯広競馬場 33億7218万円
直営場外  54億1571万円
電話・ネット 20億2821万円
広域場外  21億1785万円
101.99%
94.61%
99.44%
92.99%
89.53%
79.26%
119.05%
86.36%
入場人員 帯広競馬場 21万4808人
直営場外 22万1287人
帯広競馬場 23万7165人
直営場外 26万4080人
90.57%
83.80%

 入場者数は帯広競馬場(本場)が21万4808人(前年対比90.57%)と減少。直営場外も22万1287人(同83.80%)で昨季からの懸案だった落ち込みに歯止めがかかっていない。全体では1日平均2907人の43万6095人(同87.00%)。

 発売額の場所別内訳は、帯広競馬場が30億1910万7800円(予算対比101.99%、前年対比89.53%)、直営場外(旭川、北見、岩見沢、釧路、苫小牧、名寄)は42億9266万5800円(予算対比94.61%、前年対比79.26%)。

 旭川は18億円弱(予算対比105.88%、前年対比83.66%)と善戦したが、残り5カ所は予算割れ、前年比2割以上の減少と深刻化。市は直営場外の販売促進を図るため、旭川と北見の発売所を新年度から立地条件のよい市街地に移転する。

 インターネット発売のオッズパーク、競馬モールの「電話投票」は24億1452万7700円(同99.44%、同119.05%)と健闘。来季は高額配当が期待できる「5重勝単勝式」の導入で売り上げ増を期待。道営直営場外のAibaや道外など「広域」発売は18億2905万7400円(同92.99%、同86.36%)だった。

 砂川敏文市長は「3年目は経営基盤をしっかり示すことが必要な年。聖域なしで努力したい」と強調。複合施設化に関し、施設所有者の十勝農協連への協力要請については、「場面に応じて(要請したい)」とトップ交渉を行う考えも示した。運営受託会社のオッズパーク・ばんえい・マネジメントの藤井宏明社長は「複合施設化の具現化に期待したい。(複合化の)検討会議の構成メンバーを増やし工夫をしてほしい」と話した。(中津川甫)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 20, 2009

血統解説(第10回) キタノタイショウ

今回の血統解説はイレネー記念を快勝したキタノタイショウ
父ダイヤキンショウ,母優奈。2006年生まれ,豊頃町衣原国雄さんの生産馬。

父はダイヤキンショウ。1992年生まれということはアキバオーショウやシャトルシンザンと同年齢ですね。重賞への出走経験はありませんが,父マツノコトブキ,おばにチカラマドンナ(89白菊賞)とキンピマス(93クインカップ)の2頭の重賞勝ち馬を持つ良血馬。キタノタイショウは4世代目の産駒になります。
母優奈は1997年生まれ,競走経歴無し。近親はキタノタイショウからみていとこにヒカルヨシウメ(182戦22勝),レットスコーピオン(現役)あたり。牝系は十勝種畜牧場の純血ペルシュロンが基。多くの種馬を輩出し(市井の好事家による独自調査ですが)戦前まで遡ることができる,大変由緒ある系統です。

キタノタイショウの5代血統表
二世ロッシーニの4×3クロスが目立ちますが,ブルトン・ベルジアンの血もそれなりに入っています。血統表をぱっと見た感じではどちらかといえばスピード競馬向きの血統構成という印象を受けますが,イレネー記念のレースを見た限りは多少斤量が増えても大丈夫でしょう。3~4歳の同世代対決での主役となるか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 09, 2009

種雄馬成績(平成20年度最終成績)

種雄馬成績(平成20年度最終成績)

総合
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ7738017,184,000
2エビスタイシヨウ6307614,200,000
3タケタカラ7828312,613,000
4ハイセンプー4495611,614,000
5ウンカイ5065910,918,000
6サカノタイソン478649,823,000
7マツノコトブキ174198,691,000
8グレイトジャイナー343477,012,000
9ナンエイホマレ312426,946,000
10ダイヤテンリユウ361316,221,000

2歳
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1コーネルトップ239347,122,000
2ウンカイ304335,646,000
3インディボクサー218244,708,000
4アキバオーショウ195214,170,000
5エビスタイシヨウ136173,392,000
6ダイヤキンショウ71123,378,000
7グレイトジャイナー134182,886,000
8ホッカイハヤテ79142,607,000
9タケタカラ127152,419,000
10エビスカチドキ90152,401,000

この種雄馬成績はあくまで単なる市井の競馬ファンである一個人が独自に集計したものです。集計ミス等の可能性があることをご承知おきください。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 08, 2009

血統解説(第9回) トモエパワー

血統解説(第9回) トモエパワー

すっかりおサボリになっていた血統解説は,ばんえい記念3連覇を果たしたトモエパワー

父マツノコトブキ,母パワーハヤテ。帯広市三井宏悦氏の生産。全兄にヤマノキャプテン(224戦27勝)。近親はおいイッスンボウシ(現役,04旭川記念2着),めいトモエマツノ(現役),おいトモエエーカン(現役)あたり。

父マツノコトブキは1979年生まれの半血馬。名馬ハヤホマレ(重賞12勝)の全弟として期待されながらも競走馬としてデビューできずに未出走のまま繁殖入り。しかし,その後はヒカルテンリユウにフクイチという2頭の1億円馬をはじめ,キクコトブキやグレイトジャイナー,ウンカイ&アンローズ兄妹等々,数多くの名馬を輩出し続けました。「競走馬の父」としてはばんえい競馬史上最高の種雄馬の1頭といっていいでしょう。その父二世ロッシーニは言わずと知れた昭和の大種雄馬。
母パワーハヤテは1988年生まれ。競走経歴はありません。

トモエパワーの5代血統表

今までマツノコトブキの産駒を見てきての個人的な感想として,フクイチやグレイトジャイナーに代表されるように4歳ごろに急激に力をつける馬が多いんじゃないか,というのがあったのですが。トモエパワーもその特徴にあてはまっている感じ。母の父タツマキの代表産駒であるアトミックドラゴンも古馬になってからオープンに定着したように,全般的に遅咲きの血統だと思います。
父マツノコトブキに母父タツマキと,割と高齢になってから種付けされた父が続いており,ちょっとクラシカルな血統という印象です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 01, 2009

ばんえい記念(結果)

大一番を制したのはディフェンディングチャンピオンのトモエパワー。見事にばんえい記念3連覇の達成となりました。
ゲートが開いて各馬飛び出すも,1トン競馬だけあって第1障害から各馬2腰目が入る登坂。最初に越えたのはナリタボブサップ。少し離れてミサイルテンリュウ,カネサブラックの外2頭にスーパークリントン,タケノホウシュウあたり。1番人気のトモエパワーはちょっとひっかかって9番手での通過。
道中先手を取ったのはナリタボブサップ。それを見るように外枠2頭とスーパークリントン。中間を過ぎたあたりでトモエパワーとスターエンジェル,ニシキダイジンも先団に追いつき,団子状態でレースは進む。最初に第2障害下に到達したのはスターエンジェル。あとはニシキダイジン,スーパークリントン,トモエパワーがその直後。
障害を最初に仕掛けようとしたのは藤本騎手,しかし右ムチが入るもスターエンジェルは動かず。トモエパワーとスーパークリントンがほぼ同時に登坂開始,ついでニシキダイジン。内側2頭が4腰目を入れたあたりでミサイルテンリュウが登坂開始。1腰で坂の半分超まで上げる絶妙の1腰目。そのミサイルテンリュウが2腰目を入れたあたりでじっくり溜めたカネサブラックが登坂開始。こちらもいいところまで一気に上げる。最初に天板に足をかけたのはミサイルテンリュウ。しかし疲れもあってか頂上から坂下にはすぐに進めず。次に天板に到達したのはトモエパワーにニシキダイジン。結局,最初に下り坂に進んだのはミサイルテンリュウとトモエパワーがほぼ同時。しばらく離れてカネサブラックとニシキダイジンがこちらもほぼ同時で直線へ。
先頭を行くトモエパワーと食い下がるミサイルテンリュウ。トモエパワーが残り30mを切ったあたり,ミサイルテンリュウが35m付近のところでほぼ同時に足が止まる。3番手でミサイルテンリュウに迫ったカネサブラックも,ミサイルテンリュウの2馬身後ろで一旦ストップ。一度止まったトモエパワーはその後休むことなく歩き続け,後続との差を広げ始める。結局そのまま最後まで歩ききってゴールイン。ばんえい記念3連覇となりました。
2着争いはミサイルテンリュウとカネサブラックが何度も止まりながらの消耗戦。ミサイルテンリュウが何とか逃げ切りかと思われたが残り数十cmで痛恨のストップ。カネサブラックが2着入線となりました。ミサイルテンリュウ3着。ニシキダイジン4着。
上位4頭と第2障害で大きく離された以降は5着スーパークリントン。以下スターエンジェル,ナリタボブサップ,タケノホウシュウ,ヨコハマイサム,イケダガッツの順で全馬無事に完走。

勝ったトモエパワー。今期これまで未勝利とはいえ,別格の1トン競馬で見事に強さを存分に見せつけました。第1障害を手こずった時にはどうしたかとも思いましたが,やっぱり高重量では負けられないというところでしょうか。これでばんえい記念3連覇。来年は伝説の天馬スーパーペガサスの記録,4連覇に挑みます。そういえば,トモエパワーって今回の出走メンバー中最軽量(1040Kg)だったんですよね。「小よく大を制す」といいますか,本当にすごい馬だと思います。
2着カネサブラック。第2障害はじっくり溜めての挑戦で膝折りも無し,松田騎手の好騎乗だと思います。そして,実力を過小評価していました,ごめんなさい。考えてみれば膝折りグセがあるといっても,これまでもちゃんと立て直して重賞で好走してきたんですよね。
年齢的に今回がばんえい記念制覇の最後のチャンスではないかと思われたミサイルテンリュウは3着まで。しかし,稀代の障害巧者は見せ場たっぷり,古豪の存在感を存分にアピールしました。
4着ニシキダイジン。初挑戦ながら堂々の4着。帯広記念2着にグランプリ勝ちは伊達ではありませんね。父カゲイサムに純血ベルジの母という血統は一般論的には高重量戦には向かないんじゃないかという気もしたのですが,そんなことはありませんでした。競走能力と血統の間に相関関係はあるのかないのか,考えれば考えるほど分からなくなっちゃいます(w
5着スーパークリントン。第2障害で相当苦戦してしまいました。スターエンジェルは第2障害下で騎手とケンカしちゃいましたね。その前まではいい感じで進んでいただけに残念かも。同じく,ナリタボブサップも前半いい感じだったと思うのですけどね。以下,タケノホウシュウ,ヨコハマイサム,イケダガッツまで今年は全馬割と安心して観ていられる走りでした。無事完走となってなりよりです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2009 | Main | May 2009 »