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April 21, 2009

ニュース転載 ばんえい市単独開催2年目 発売115億 前年比1割減

思いっきり時期外れですが,備忘録として。ばんえい十勝劇場さんからの転載記事。
もはや新シーズン開幕直前という時期でもありますので,今さら昨年度の不振の原因をあれこれ論じることはここでは止めておきます。単独開催3年目でまさに正念場となる今シーズン。入場人員と売り上げを増やすために,主催者をはじめとする各層がどのような動きをとるのか,期待を持って注視したいと思っております。


ばんえい市単独開催2年目 発売115億 前年比1割減
場外の落ち込み深刻 高額配当導入など新戦略

 帯広市単独開催2年目のばんえい十勝は30日で、今年度開催全日程の150日間が終了した。発売総額は115億5535万8700円、前年対比では89.34%と1割下回り、予算対比でも97.17%と計画を達成できなかった。後半は正月開催や重賞レースで盛り返したが、単独開催初年度の昨季より話題性が減り、天候不良によるナイター開催の不振が響いた。運営受託会社が赤字の見通しで、3年目となる来季は新たな発売戦略や競馬場の複合施設化など、経営安定に向けた道筋を示せるかが課題となる。

2008年度(開催150日) 2007年度(開催150日) 予算対比 前年対比
発売額 115億5535万円
1日平均7703万円
129億3397万円
1日平均8622万円
97.17% 89.34%
 (内訳) 帯広競馬場 30億1910万円
直営場外  42億9266万円
電話・ネット 24億1452万円
広域場外  18億2905万円
帯広競馬場 33億7218万円
直営場外  54億1571万円
電話・ネット 20億2821万円
広域場外  21億1785万円
101.99%
94.61%
99.44%
92.99%
89.53%
79.26%
119.05%
86.36%
入場人員 帯広競馬場 21万4808人
直営場外 22万1287人
帯広競馬場 23万7165人
直営場外 26万4080人
90.57%
83.80%

 入場者数は帯広競馬場(本場)が21万4808人(前年対比90.57%)と減少。直営場外も22万1287人(同83.80%)で昨季からの懸案だった落ち込みに歯止めがかかっていない。全体では1日平均2907人の43万6095人(同87.00%)。

 発売額の場所別内訳は、帯広競馬場が30億1910万7800円(予算対比101.99%、前年対比89.53%)、直営場外(旭川、北見、岩見沢、釧路、苫小牧、名寄)は42億9266万5800円(予算対比94.61%、前年対比79.26%)。

 旭川は18億円弱(予算対比105.88%、前年対比83.66%)と善戦したが、残り5カ所は予算割れ、前年比2割以上の減少と深刻化。市は直営場外の販売促進を図るため、旭川と北見の発売所を新年度から立地条件のよい市街地に移転する。

 インターネット発売のオッズパーク、競馬モールの「電話投票」は24億1452万7700円(同99.44%、同119.05%)と健闘。来季は高額配当が期待できる「5重勝単勝式」の導入で売り上げ増を期待。道営直営場外のAibaや道外など「広域」発売は18億2905万7400円(同92.99%、同86.36%)だった。

 砂川敏文市長は「3年目は経営基盤をしっかり示すことが必要な年。聖域なしで努力したい」と強調。複合施設化に関し、施設所有者の十勝農協連への協力要請については、「場面に応じて(要請したい)」とトップ交渉を行う考えも示した。運営受託会社のオッズパーク・ばんえい・マネジメントの藤井宏明社長は「複合施設化の具現化に期待したい。(複合化の)検討会議の構成メンバーを増やし工夫をしてほしい」と話した。(中津川甫)

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