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July 31, 2009

血統解説(第14回) ワタシハスゴイ

今回の血統解説はばんえい大賞典で重賞初制覇を果たしたワタシハスゴイ。父アキバオーショウ,母メイケツクイン。芽室町加納友喜氏の生産馬。競走馬登録されている兄弟はいません。

アキバオーショウは1992年生まれ。通算成績は195戦46勝。旭川に限れば50戦24勝,重賞7勝のうち6つまでを旭川で挙げた,文字通り「旭川の鬼」。世代的にはグレイトジャイナーシャトルシンザン等と同年齢。(旧表記)3歳時からずっと世代トップクラス,古馬になってからもずっとオープン一線級で活躍をし続け,明け10歳で帯広記念を制覇するタフネスぶり。長く豊かなブロンドのたてがみが印象的な外見もあいまって大変ファンの多い馬でした。その父アオヤマトツプはマルゼンストロングホースの直仔。
父アオヤマトツプということもあって,ベルジアンの血が濃いのかと思いきや,実はブルトンの血が過半を占めており,ペルシュロンの影響がかなり薄い。かなりレアな血統だと思います。繁殖入りして3世代目の産駒となるワタシハスゴイが重賞を勝ってこれで目出度く重賞サイアーとなりました。

母メイケツクインは不出走で繁殖入り。2代母カツコマチも不出走ですが,あのサカノタイソンの全妹で産駒にマルニゼウス(現役),ワタシハスゴイからみておじになりますね。3代母サホロクインも競走経歴はありません。サカノタイソンの他にはサカノアイドル(81戦10勝)を出した程度で「競走馬の母」としては一発屋的な印象がありますが,多くの産駒が繁殖入りしており,この系統からはホシマツリ(現役)等が出ています。まだまだ発展する余地のある牝系ですし,サカノタイソン産駒で繁殖入りした馬も出てきております。これから多くの競走馬の血統表にサホロクインの名前が現れることでしょう。

ワタシハスゴイの5代血統表
ブルトンの血が濃い父親とペルシュロンの血が多い母親の組み合わせは,いわゆる「雑種強勢」が強く出る配合なのではないかと思われます。3品種の血量もまんべんなく入っていてクロスも無く,血統表を見る限り「頑健そうな血統」という印象を受けますし,小さい身体ながらも最後までしっかり歩くワタシハスゴイのレースっぷりとも重なります。2歳時から活躍してきた仕上がりの早さは父譲りというかブルトンの影響が出ているんでしょうかね。ただ,アキバオーショウも高齢まで活躍しておりましたし,母方の血統を見ても早熟っぽくは見えません。これからどんどん成長してくるでしょう。名牝と呼ばれるような競走馬に育つことを期待しています。

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July 28, 2009

ばんえい大賞典(結果)

3歳3冠レースの初戦ばんえい大賞典は牝馬ワタシハスゴイが勝って重賞初勝利。

馬場水分は5.8%。ただ,レースを見た感じは数字以上に軽いような印象を受けましたが。
レースはスタートから第1障害下までほぼ横一線の始まり。タワノアヤカが体半分抜け出すが,その後はスターオブドリーム,スギノハリヤーあたりも進出。アアモンドヤマトは最後方から。最初に第2障害下にたどりついたのはスターオブドリームとワタシハキレイズキの7枠両頭あたり。各馬道中一度も止まらず坂下へ。
第2障害を最初に仕掛けたのはワタシハキレイズキ。直後スギノハリヤーも挑戦開始。その後各馬が続々と。最初に仕掛けたワタシハキレイズキがスンナリ1腰で上げて坂を降りはじめる。2番手はアアモンドヤマト。その後からワタシハスゴイ,スギノハリヤー,ウィナーミミがほぼ同時。その後キンノカミ,タワノアヤカ,アオノレクサスと内枠勢。
坂降りからのスパートでいい脚を使ったワタシハスゴイがワタシハキレイズキを一気に捉えてトップに進出。キンノカミ,ウィナーミミ,アアモンドヤマトも上がってきて先頭は団子状態。結局はワタシハスゴイが最後まで何とかしのぎきって先頭でゴールイン。隣枠で叩き合った外枠2頭による2着争いはアアモンドヤマトが先着,ウィナーミミ3着。障害先頭のワタシハキレイズキが4着。一旦は先頭を窺う勢いだったものの失速したキンノカミが5着。トップハンデのアオノレクサスは7着まで。

勝ったワタシハスゴイ。これまで重賞2着が3度と安定感を見せるものの勝ちきれなかった馬が,ようやく結果を出せました。確実な末脚が武器の同馬ですが,この軽い馬場では「差して届かず」なのではないかと懸念していたのですが,道中置かれることなくレースを進め,第2障害もきっちり決めました。一瞬の切れ味で先頭に立ってから最後まで粘り切る。ミスの許されない流れの中,藤本騎手の好騎乗だったと思います。この日の馬体重は935Kgと小さい馬ですが,鼻筋の通った顔におしゃれには定評のある皆川厩舎所属。個人的にも好きな1頭なのですが,もっと注目されてほしいアイドル候補だと思います。
2着アアモンドヤマト。序盤はレースから置かれ気味になる厳しい展開でしたが,障害中間で盛り返して3番手グループで第2障害に挑戦して山越えもスムーズ。近走の充実ぶりを裏付ける走りでした。3着ウィナーミミ,この馬なりの走りは出来ていると思います。4着ワタシハキレイズキ。さすがに1番人気は買被られすぎじゃないかという気もしましたが,最軽量を活かした逃げでバッチリ見せ場を作りました。ばんえいプリンセス賞が楽しみですね。5着キンノカミも一時はトップ争いに加わろうかという脚を見せました。最後の失速は1枠が影響したのでしょうか,残念。イレネー記念2着で2番人気に推されたアオノレクサスは結局7着どまり。もう少し重い馬場でやりたかったでしょうね。

さて,本当はこのへんで現時点での3歳馬の実力比較をしたいところなのですが。今回の大賞典は馬場が軽すぎてあまり参考にならないっぽいし,そもそもホクショウバンクとキタノタイショウの2強が出てこなかったので,何とも考察しづらい状況であります(苦笑)

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July 24, 2009

ばんえい大賞典(展望)

今週末の重賞は3歳3冠レース第1弾,ばんえい大賞典。
ホクショウバンクにキタノタイショウと実績馬が出走を回避して若干寂しいメンバー構成。そしてまたしても週末は雨の予報となっております。

とかちダービー勝ちでイレネー記念2着のアオノレクサスと牝馬重賞2連勝中のウィナーミミが実績的上位馬2頭,両方とも主戦は松田騎手なのですが松田騎手はアオノレクサスに乗ることに。単純に考えると主戦騎手が乗る方を本命視したくなりますね。他にはこれまで重賞2着3回のワタシハスゴイに最軽量ワタシハキレイズキの皆川厩舎牝馬2頭も面白そうですが,脚質的に軽馬場だと厳しいか。他にも近走充実のアアモンドヤマトの逃げやイレネー記念4着している軽量キンノカミの一発など,狙って面白そうな馬がたくさんいて目移りします。
展開はアオノレクサスは前に行くでしょうし,アアモンドヤマトも行きたい。イレネー記念で先行したコウドウフジあたりはどうするか? ウィナーミミはアオノレクサスを見据えるあたりの位置取りか。さすがに第2障害直行はないとは思いますが,障害下までは息の入りづらい流れになると思います。
何となく予想印をつけてはみましたが,今回挙げなかった馬も含めてさほど差はないと思います。全然自信はありません(苦笑) 想定馬場水分は6%台後半で。馬場が重いようならキンノカミ&アアモンドヤマトoutでワタシハスゴイ&ワタシハキレイズキin。
今週は走路に重機を入れての作業もあったようですし,当日の天候等も加味してそれまでのレースをじっくり観た上で予想した方がよいでしょうね。

◎ キンノカミ
○ アオノレクサス
▲ ウィナーミミ
△ アアモンドヤマト

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July 23, 2009

(ニュース転載) ばんえい十勝ナイター1カ月 発売額11.7%減 雨天で集客伸び悩み

ばんえい十勝劇場さんからの転載記事。


ばんえい十勝ナイター1カ月 発売額11.7%減 雨天で集客伸び悩み
 ばんえい十勝は20日でナイター1カ月間が経過。開催39日間の累計発売額は予算比9.75%減、前年比11.73%減の27億3671万5600円で、計画を1割下回る厳しい状況が続いている。予算を超えた日は開幕から4日間しかなく、ナイター開催15日間ではわずか2日間にとどまった。厳しい経済状況で電話.ネット投票が伸び悩んでいるほか、雨天で集客も伸び悩んでいる。

 1日平均の発売額は7017万2195円(前年7949万3769円)。帯広競馬場は7億5467万8000円(予算比12.29%減、前年比11.24%減)で計画を1割近く下回り苦戦している。

 旭川や北見など道内6カ所の直営場外発売所は9億8814万3000円(同3.02%減、同11.34%減)。今年度移転リニューアールした旭川場外(旭川北彩都)は予算比10.39%減の4億610万1200円で、想定より厳しい状況に陥っている。今月4日に移転オープンした北見場外(ミントスポット北見)や釧路、苫小牧は計画をやや上回る額で推移している。

 単独開催3年目で最も苦戦が顕著なのがネット・電話投票。累計発売額が6億2650万4600円(予算比13.72%減、前年比8.11%減)で、特にオッズパークの売上額が計画より約2割低い水準まで落ち込んでいる。

 市ばんえい振興室は「ネットの落ち込みはオッズパーク.ばんえい・マネジメントと話しているがよく分かっていない。(全体の発売額の落ち込みは)景気と雨天が大きい」(合田隆司室長)と話している。

誠に困った事態であります。ネット投票の落ち込みがひどいというのは実に困ります。
地全協のサイトの地方競馬開催成績で主催者別の実績を見てみると,今年度4~6月の累計で電話投票の投票額が前年割れとなっている主催者は帯広のみ。不景気云々で片付けられる問題ではありません。
ばんえい競馬を運営しているオッズパーク・ばんえい・マネジメントと,その兄弟会社であるオッズパーク株式会社が運営している投票サイトであるオッズパーク。情報交換の密度や共同キャンペーンの取り易さ等,他主催者よりも恵まれた条件であるはずなのに

> オッズパークの売上額が計画より約2割低い水準まで落ち込んでいる。

というのはいかがなものかと。

> ネットの落ち込みはオッズパーク.ばんえい・マネジメントと話しているがよく分かっていない

「よく分かっていない」じゃなくて,オッズパーク株式会社さんにはユーザの動向等の分析をしっかりとやってもらいたいし,その情報をOPBMと共有した上で今後の対策に活かしてもらいたいです。そうしなければ五重単やったってどうにもならんよ,という気がします。

さて。ネット投票の売上減に関しての数字の裏付けがない素人の見解としては。やっぱり原因は「存廃前後に増えた新規客を囲い込めていない」であり「新規で買ってくれた一見さんがリピーターになってくれない」ことだと考えます。そしてその要因は巷で言われている「同じコース&同じメンバーによるマンネリ感」よりも

どうやってレースを観戦したらいいのか,どうやって予想したらいいのか,が分からない

方が大きいのではないかと感じています。
今までも何度も書いてきたかもしれませんが,同じ「競馬」といってもばんえい競馬は平地競走と全く違うために,平地競走のファンだからといってスンナリ入ってくるのが難しい。そして,道中で馬を止めたり第2障害下で他馬が揃うまで待っているように見えたりするのはビギナー層にとっては「なんで?」と思われてしまう。その疑問がすぐに氷解しないと「やっぱりばんえい競馬は分からないや。買うの止めた」となってしまう。
ばんえい競馬のレースの見方について,Web上で最良のテキストは以前ばんえい競馬情報局で矢野アナウンサーが書いたコラムだと思います。これをまとめたのが公式サイトのコラムのところにありますが,どうもイマイチ目に留まりにくい。もっと大々的に「どうやって予想すればいいのか」みたいなコンテンツにしておいてもいいんじゃないかと思います。それこそ,チュートリアル的な動画を作って配信してみても面白いんじゃないでしょうか?

また,予想については,これも何度も書いているような気がしますが,ネット上で予想の根拠となり得るコンテンツが圧倒的に少ないこともばんえい競馬の弱点。もちろん競馬新聞のネット配信もありますが,無料で情報が手に入るのが当たり前のインターネットなわけですから,ビギナー層にとってはお金を払うというのは極めて敷居の高いものとなります。五重単で幅広い層から宝くじ感覚で買ってもらうことを想定するなら尚のこと,無料でアクセスできる予想の根拠となる情報を増やさなければならないと思います。オッズパークでは先着百名限定でメインレースの予想紙を無料で見ることができますが,先着百名というのはいかにもアレですし,そもそも五重単を予想することはできません。地全協サイトの出馬表とオッズパークの出馬表(2名の予想印)だけで予想しろというのは,一応十数年ばんえい競馬を見ているわたしでも自信の持てる予想はできないし,それこそ将来的に三連単が発売されても怖くて買えません。
平地競走のノウハウが通用しないばんえい競馬なのですから,ビギナー層に予想してもらうためには,より分かり易い予想の根拠となる情報をより多く提供していく必要があると思います。ビギナー層ライト層でも簡単に存在を認知できる,ばんえい競馬公式サイトあるいはオッズパークのコンテンツから簡単にたどれる場所に置けるとモアベター。
例えばホッカイドウ競馬ひだか応援隊でやっているような無料予想情報予想大会のようなものがあってもいいでしょう。個人のblogで予想をなさっている方もたくさんいらっしゃいますが,それをあちこち見て回るのも大変ですし。オッズパークジェーピーでは予想の達人を展開しておりますが,失礼ながら正直な感想をいえば盛況なようには見えませんし,このへんのテコ入れがあったりしてもうれしいなと思います。

秋からは五重単が始まるわけですが,これを成功させるにはとにかく「Web上でばんえい競馬を楽しむ人を増やす」ことと「オッズパークのユーザ数を増やす」ことが重要だと思います。OPBMとオッズパーク社で連携しての施策が重要になるんじゃないかと。

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July 22, 2009

北斗賞(結果)

またしても雨模様となった日曜日。定量戦の北斗賞を制したのはカネサブラック。

レースの展開はといいますと。第1障害を最初に越えたのはスーパークリントン。その後は最内ナリタボブサップが先頭へ。隣のホクショウダイヤとレースを引っ張る。その後ろにスーパークリントンやカネサブラック等。ホクショウダイヤは一旦刻んで中団グループに吸収,単騎先頭のナリタボブサップは結局一度も刻まずに第2障害下へ。
その他の馬が第2障害下に揃いつつあったタイミングでナリタボブサップが登坂開始。その後少し遅れてトモエパワーとトカチプリティー。ボブサップは一腰で天板に前脚をかけたもののそこでストップ,二腰目が入る。この辺で他馬も続々と仕掛けを開始。カネサブラックが一気に上げて先頭で坂を降りる。やや遅れて立て直したボブサップとスーパークリントンがほぼ同時に直線入り。その後ホクショウダイヤ,ニシキユウ,アローファイター,フクイズミ,シベチャタイガーと続々と障害越え。
先頭は悠々とカネサブラック,軽馬場もあって脚色は衰えず。2番手争いはスーパークリントンが後退,代わりに坂を降りたところでいい脚を使ったホクショウダイヤが3番手に浮上,隣枠ボブサップに並びかける。カネサブラックは余裕のゴールイン。残り20mでボブサップを捉えたホクショウダイヤが最後は1馬身差をつけて2着,3着ナリタボブサップ。坂降り7番手から追い込んできたフクイズミは時すでに遅しの4着。スーパークリントン5着。以下ニシキユウ,アローファイター,トモエパワー,シベチャタイガー,トカチプリティーの順。

勝ったカネサブラック。ナリタボブサップを先に行かせて目標にした感じ。第2障害で先に行かれても多少の差なら直線で捕まえられるという計算だったでしょう。松田騎手の思い通りの展開になったという感じですかね。結果的には膝折りもなく先頭で第2障害を降りての勝利,文句なしの完勝といっていいと思います。これで通算7個目の重賞タイトルとなりましたが,実はBG1格の重賞は勝っていないんですよね。3月のばんえい記念2着でスピードだけの馬でないことを証明して今がまさに充実期,今季の帯広記念あるいはばんえい記念での活躍に期待します。
2着ホクショウダイヤ,これで4つ目となる重賞2着。レース序盤からうまく流れに乗れたのがよかったのでしょうか? 道中一度息を入れたのも結果的に好判断だったと思います。ただ,高重量戦はこれまで苦手にしており,得意の軽馬場になった今回は悲願の重賞制覇に向けての絶好のチャンスだっただけに,残念な2着といえるかも。名種雄馬ダイヤテンリユウ最後の傑作として,個人的には是非とも重賞を獲ってもらいたい馬なのです。グランプリに期待しています。ホクショウダイヤ的には雨に期待です! って,興行的にはそれはちょっと困るのですが(苦笑)
3着ナリタボブサップ,第2障害を一腰で上げられませんでした。道中一度も刻まずに来たのも微妙に影響したのかもしれませんが,末脚勝負だと他の有力馬に敵わない分,勝ちに行くためには先頭で第2障害を越えるのが絶対だったでしょうし,仕方ないかもしれません。結局のところ,最大の敗因は「1番枠に入っちゃったから」なんでしょうね。とはいえ,地力のあるところは見せました。
フクイズミは4着まで。まあ今回の条件からいけばマズマズだったといえるでしょう。5着スーパークリントンも今回の条件ではよくやったといえるかと。第2障害のデキも良かったと思います。

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July 17, 2009

北斗賞(展望)

今週末の重賞は古馬オープンの定量戦,北斗賞。

メンバー的には旭川記念出走馬からツジノコウフクが抜けて代わりにスーパークリントン。条件的には定量戦となって30Kgの加増となりますが,最大の違いは馬場状態か。今週末も雨が予想されております。

スピード馬場となるとやっぱりカネサブラックが有利でしょう。旭川記念時にあった10Kgのハンデが無くなるのも好材料。相変わらずの膝折りグセはありますが,まあ大丈夫でしょう。前走の4着は1枠だったというのもあったのでしょうし,今回は巻き返し必至とみます。
対抗は旭川記念勝ちのフクイズミ。代打藤本騎手の好騎乗もあっての大楽勝は少々「出来すぎ」感がなきにしもあらずですが,第2障害のカカリは素晴らしかったです。ただ,軽馬場が予想される今回は道中の位置取りと仕掛けのタイミングがポイントか。
ナリタボブサップは近走を見ていると,軽すぎる馬場はあまりよくないんじゃないかという気がします。馬場水分6%台で収まるようならともかく,8%を超えるようだとちょっと厳しいかも。旭川記念2着の無冠の帝王ホクショウダイヤは自身は軽馬場歓迎だとは思いますが,オッズパーク杯の時のように前目で勝負したものの障害で引っかかって自滅しちゃうのはいただけない。自分のペースで障害を仕掛けて末脚に託す方がいいのかな,という気もしますけど,となると展開次第となっちゃいそう。アローファイターは障害の巧さでリードを作って粘りこむのが勝ちパターンですが,古馬オープンに入ってからは大崩れは無いものの勝ちきれない。今回も入着はあるでしょうが,連に絡むまでは届かないか? トモエパワーとスーパークリントンは軽馬場必至の今回は条件厳しいですね,岩見沢記念で狙いたい。
いっそ穴っぽいところを狙うなら,今季大ブレイク中船山騎手が騎乗する軽馬場巧者トカチプリティー。そういえば船山騎手は重賞初騎乗かな?

◎ カネサブラック
○ フクイズミ
▲ ナリタボブサップ
注 トカチプリティー

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July 16, 2009

(ニュース転載) イオンが競馬場で商業施設構想

イオンが競馬場で商業施設構想【帯広】

 帯広市が帯広競馬場の複合施設化を検討している問題で、国内小売り大手のイオンが市に対し、同競馬場敷地内での新たな商業施設構想を非公式に打診していることが、15日までに分かった。小売り、文化、飲食、スポーツジムなどの複合施設「リージョナル・ショッピングセンター(RSC、広域型商業施設)」を整備し、ばんえい競馬との相乗効果で集客を図る計画。競馬場敷地は現状では1万平方メートルを超える商業施設は建設できず、市側は実現に否定的な立場を示している。

 イオン側の担当者が十勝毎日新聞の取材に対し、明らかにした。RSCは飲食、物販、サービス機能を合わせた200前後のテナントが入る大規模施設。苫小牧市のショッピングセンターに類似した施設をイメージしている。

 担当者は「全国で最近作られている施設。十勝にないショッピングセンターを帯広でやりたい。経営が厳しいばんえい競馬の応援に協力する意向がある」と説明する。

 イオン側は中心部に近い立地と広大な敷地が確保できる点に着目、10年ほど前から競馬場敷地内での立地を模索していた。市が競馬場の複合施設化を検討していることを知り、担当者が6月上旬に市役所を訪れ、構想の概要を伝えていた。

 構想は(1)中心部の中心性を補完(2)ばんえい競馬の集客に相乗効果を生み出す(3)今までの十勝帯広にないもの-を念頭にしており、ポスフール帯広店の移転については未定としている。十勝の中心地の再構築を担うことで、音更や幕別、管外から人を呼び込み、地元百貨店の藤丸や商店街との相乗効果も図る。札幌市の観光名物のように、競馬場と中心部を結ぶばん馬馬車の運行も模索している。

 競馬場に不特定多数の市民、生活者、道内外の観光客を集客できるとし、乗馬体験などイベント開催も可能と判断。施設内に地元企業による「おかしタウン」、「豚丼ストリート」、地元土産コーナー、映画ロケ地が多い地域性を紹介する「十勝映画ストリート」といった観光要素も含めている。テナントは地元のほか、全国展開の店舗なども想定している。

 敷地は競馬場北側を活用し、約10万平方メートルを想定。ただ、競馬場は1万平方メートルを超える店舗は建設できない「第2種住居地域」で、担当者は「土地の賃貸も考えている。いずれにしろ市と地権者の協力がなければ具体化できない」とも話す。

 市商工観光部は「土地利用は答えられる立場にはない。地元経済界にも配慮する必要がある」と説明。土地所有者の十勝農協連は「対応を市に任せている」としている。

http://www.hokkaido-nl.jp/detail.cgi?id=1169


競馬場の複合施設化がクローズアップされているこの時期に,具体的な計画案が出てまいりました。記事によると10年ほど前から検討していたとのことなので,充分に煮詰めた上でのプランなのでしょう。
素人かつ非地元民の立場なので事実誤認もあろうかと思いますが,とりあえずポイントとなりそうなのは
・第2種住居地域
・ポスフールとの兼ね合い
・地元商工関係団体との兼ね合い
あたりでしょうか?
地元商業,とりわけ帯広市内の商店主の反発は相当強いんじゃないかと思います。ただ,ここで反対して競馬場敷地への出店を阻止できたとしても,その代わりに音更や幕別に出店されてしまうということもあり得るわけで。個人的には(たとえ建前だとしても)

> 地元百貨店の藤丸や商店街との相乗効果も図る

の具体的な案や試算を見てみたいなと思います。

あとはなんといっても。競馬ファンとしての立場からすれば,併設による「ばんえい競馬としての」メリットが最大の関心事です。単なる「ショッピングセンターが隣にある競馬場」じゃあ面白くない。世界唯一のばんえい競馬が行われている競馬場として,より魅力のある空間になってもらいたい。

ということで,イオンさんには今度NPOとかち馬文化を支える会主催の「未来の帯広競馬場デザイン・コンクール」に応募して,計画案をプレゼンしていただけるとありがたいなと思います。

馬券売上の減少傾向は今後も続くことがほぼ確実な状況で,施設の複合施設化というのはばんえい競馬のみならず公営競技全体の課題になるでしょう。そういう意味では,今回のデザイン・コンクールはもっと大きく取り上げられてもいいのかな,という気がしますし,どのようなプランが出てくるかが非常に楽しみです。

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July 07, 2009

種雄馬成績(2009年6月29日終了時点)

種雄馬成績(2009年6月29日終了時点)

総合
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1エビスタイシヨウ136213,517,000
2タケタカラ178202,707,000
3コーネルトップ190172,430,000
4インディボクサー85132,078,000
5ハイセンプー7891,656,000
6ウンカイ112101,480,000
7サカノタイソン97111,376,000
8コブラテンリュウ831,368,000
9カネサスピード2231,188,000
10グレイトジャイナー8081,172,000

2歳
順位種雄馬出走数勝利数受賞額
1タケタカラ3191,059,000
2コーネルトップ557975,000
3インディボクサー496862,000
4ウンカイ434680,000
5サンデーブライアン274505,000
6エビスタイシヨウ203449,000
7アキバオーショウ262344,000
8グレイトジャイナー281306,000
9ナリタビッグマン182284,000
10キタノキング92272,000

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July 01, 2009

血統解説(第13回) ウィナーミミ

今回の血統解説は黒ユリ賞勝ちのウィナーミミ。父インディボクサー,母コハクレディー。網走市大野正助氏の生産馬。弟にシュッセカイドウ(現役)。

父インディボクサー,1996年生まれ。197戦23勝で重賞出走経験は無し。定年を迎える2シーズン前に引退,繁殖入りしています。自身の競走成績はさほど目立つものはありませんが,半兄にニュートリノ(166戦21勝),いとこにスーパーペガサスを持つ良血。繁殖牝馬の多い十勝で供用されたこともあって多くの産駒がデビューしています。残念ながらすでに死亡しているとのことで,現3歳と2歳馬が全産駒となります。その父ダイヤテンリユウニセコクインヨウテイクインの兄で重賞10勝,種雄馬としてもサダエリコハイトップレディをはじめ多くの活躍馬を出した,ばんえい競馬史上屈指の名馬の一頭です。

母はコハクレディー,1998年生まれ。2000年5月に1戦して未勝利(7着),結局そのまま引退となっております。ただ,繁殖牝馬として登録されたのが2006年で,血統登録上ではウィナーミミが初仔ということになっております。母父カゲイサム。2代母メジロユリは競走経歴はありませんが,半妹にヒメコマチ(94年黒ユリ賞)がいます。代々二世ロッシーニ,カイリキ,カゲイサムと有名どころの種雄馬を配合されてきたゴージャスな血統という印象を受けます。

ウィナーミミの5代血統表
鉄鯉と二世ロッシーニのクロスが入っています。品種別の血量で見るとまあ平均的なところでしょうか。2代父が両方とも仕上がりの早い産駒が多かったので,ウィナーミミの活躍はなるほどという感じ。イメージ的には高重量戦での馬力勝負よりは世代限定重賞や特別戦に向くタイプなのかなという印象です。

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