血統解説(特別編) 全道祭典ばんば1歳馬決勝大会出走馬
今週末は全道祭典ばんば1歳馬決勝大会が行われます。
そこで出走各馬について血統解説を簡単に。
○雌馬の部
カワラヒメ
父スターシンザンは209戦15勝,この世代が2世代目の産駒。母ロッキートップは不出走。2代母の北富士姫はビュウティーニセイ(93黒ユリ賞),ダイヤビュウティー(94白菊賞),富士力(オレワスゴイの父)の姉にあたります。
プリンセスハナヤヨイ
父は3歳三冠馬のウンカイ。母プリンセスヒメコは54戦4勝でニシキガールやプリンセスサクラコの姉。「良血」という言葉でいえばメンバー中随一ですね。当然プリンセスハナヤヨイという名前では競走馬登録はできませんが,春にはホクショウ○○○○の名前で能検に出てくるんじゃないかと予想しておきます(w
フジヒメ
父ヒロノツヨシは198戦19勝,今のところ2世代が競走馬デビューしていますが今のところ目立った産駒はなし。母フジノビックヒメは23戦1勝。近親には活躍馬は見当たりません。
テルミユー
兄のサムライキングとシンザンテンリュウが競走馬デビューしています父ユウシンコマは181戦33勝,テルミユーが8世代目の産駒となります。母清姫は競走登録無。
ホウザン
先日の白菊賞で5着に入ったヒカルワンダーの妹。他にも姉ヒカルギンガ,兄メオトフロンテアが現役。父はマルニエーカン(171戦32勝,重賞2勝)で,この世代が3代目となります。母レオナチャンプは不出走ですがキタノビッグエースの妹。
メイビ
姉にキタノスズラン,キタノラン(いずれも現役)がいます。父ヒカルイットウセイは131戦17勝でこの世代が初年度産駒。母アオノエンゼルは24戦2勝。近親に活躍馬は見当たりません。
タムラシャネル
姉にアキトクィーン(現役)。父ニシキロードは108戦11勝でこの世代が初年度産駒。母ウイナーエンジェルは不出走。近親の活躍馬はグレートブレーブ(94戦9勝)あたり。
○雄馬の部
タイヨウ
シベチャタイガー,ホクトタイガー,キタノオーロラの全弟ですね。父カツテンオウは192戦21勝。母ユキナミトップは47戦3勝。近親にマコトキング(142戦11勝)など。
クリマル
父マルニエーカンは前述。初年度は函館で供用されていたのですがその後滝上に移動しました。これから活躍馬も増えてくるんじゃないかと思います。母センリュウオーカンは20戦1勝。近親に活躍馬は見当たりません。
レッドフジ
今年のばんえい大賞典2着アアモンドヤマトの全弟になります。父カミカゼマンは72戦12勝。主な産駒はアアモンドヤマトの他にヨコハマイサムなど。レッドフジが10世代目の産駒となります。母ホウセキヒメは不出走。2代母ホウセンは競走経歴馬で111戦して17勝の成績。
キンリキ
父ヒカルイットウセイは前述。母の金姫は競走馬登録しておりません。近親に目立った活躍馬は見当たりません。
ファーストクラス
父ヒロノツヨシは前述。母ブルリリは不出走で,(当時の)連勝記録を作ったウィニングの好敵手ホクショータイガー(39戦17勝)の妹。
リードアトム
全姉にニシキレディー(22戦1勝)。父はリーディングサイアーコーネルトップ(139戦31勝,重賞8勝)。この世代が最後の産駒となります。母マコトセンショウ(不出走)はフジノキリンオー(201戦30勝)の妹にあたります。
クマイシボーイ
父ハイパービートは205戦24勝,熊石で供用されていてこの世代が初年度産駒。母クマイシホマレ。近親に目立った活躍馬は見当たりません。
ミスターコイ
全姉ヒメウンカイ,半兄キンショウザン。父ウンカイは前述。母の愛はイダテンオー(139戦9勝)の妹。
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