インターネット全盛時代におけるばんえい競馬情報について考える(おかわり)
昨年度から今年度にかけて、ばんえい十勝公式さんのYouTubeへの参入が本格化しておりまして。
ばんえい十勝official輓馬道
誠に喜ばしいことでございます。これまで五月雨式に始められたバラエティに富んだコンテンツを移行・統合してチャンネルを一本化するというのも分かりやすくてよいですね。
そして。「これはすごい」と感じたのは新規コンテンツ【ばんえい初心者講座】。
対象は「平地競走(サラブレッドの競馬)を既に楽しんでいるけど、ばんえい競馬は観始めたばかりorこれから観たい」という辺りでしょうか。平地競走との違いやばんえい競馬独特のポイント等、分かりやすく解説されている。ばんえい競馬をずっと観ていると、ばんえい競馬に「慣れ」てしまって、いわゆる普通の人が疑問に思うポイントを見過ごしてしまう事も多いのですが。そこら辺もキチンとケアされている。さすがプロのお仕事だなあ、と感嘆してしております。この【ばんえい初心者講座】、12~14本ぐらいの動画が予定されているそうで。どこをどんな切り口で攻めてくるかが非常に楽しみです。
世の中YouTube全盛時代でありますし、ここ数年のSNS隆盛時代。最近ではyoutubeにSNS、noteと、いろんな媒体で「予想情報」を掲出する人が増えておりまして。
ばんえい競馬に関しては、昨今話題に上ることが増えている「ばん馬の生産者不足」はもちろんそうなんですけど。「ばんえい競馬情報の生産者不足」も大きな課題であると個人的に認識しております。
— 私設ばんえい競馬資料館 (@baneishiryokan) May 24, 2018
新生ばんえい競馬は「全員参加型」ですので。みんなで馬文化を盛り上げていければいいよね、と思います https://t.co/3CI8zm8bxl
このツイートをした時と比較していろいろなものが増えてきており、充実しつつあるとは思うのですが。
ただ。勝馬投票券の買い目と直接関わらない領域については、まだちょっと物足りないんじゃないかと感じたりもしています。
例えば「記録(データ)」とか「歴史」とか「血統」とか。勝馬投票券の買い目には直接関わらなくとも、「ばんえい競馬をもっと深く知りたい」と思った時に参照できるものが、あんまり増えていないんじゃないかと。「ばんえい沼」にハマる人が出た時に、その沼の底が随分と浅かったら、ハマり甲斐がないじゃないですかw ばんえいファンを増やすためには、ばんえい沼の間口はもっと広くして、底はもっと深くした方が面白いよね、と思ったりするわけです。
そんなわけで。もうちょっと自分も頑張て情報発信しなきゃいかんかなあ、と思っております。とはいえ、初老のおっさんが今更YouTube始めるのはアレですし、出来ないことに無理に手を出すよりは「自分にできること」を着実に行うのがよいよなあ。
そんなわけで、これまで多忙を理由に放置気味だった拙ブログですが、もうちょっと積極的に書かなきゃいけないなあと決意を新たにしているところであります。これまでに温めてきた新規エントリのアイデアもありますので。
もちろん、20世紀の面影を残す殺風景なWebサイトですもこれまでどおり。記録(データ)とか血統とか、勝馬投票券の的中にはまるで関係ないけど、ばんえい沼をより楽しめるオマケというか「刺身のツマ」。そんなコンテンツを残していければよいのかなあ、なんて考える今日この頃でございます。
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