競走馬の血統情報を遡及的にデータ化してみる
農用馬(ばん馬)の血統を調べることができるデータベース「馬関連団体情報システム」便利に使わさせていただいております。前身の「家畜改良データバンク」からいろいろと進化しているわけですが、中でも「競走馬名での検索が可能」は非常に便利で、ありがたく使わせていただいております。(体感ですが)平成3年以降に競走成績が残っている馬は競走馬名での検索ができる感じ。能力検査不合格・不受験馬でも、平成6年以降に生まれた馬は登録馬名での検索可能。拙サイトの牝系図を書く際等に重宝しております。
ただ、そうは言っても。「それよりも前の情報もデータ化されているとうれしいよね」と思ったりもするわけです。
昭和51年から農用馬の血統登録は日本馬事協会で一元管理されています。また、昭和53年からばんえい競馬の新馬登録に日本馬事協会が発行する血統証明書の添付が義務付けされました。つまり、昭和51年以降に生また競走馬(競走経歴の有無を問わず)については、この馬関連団体情報システムに血統情報が登録されていることになります。
また、帯広単独開催以前は、主催者が公式記録をまとめた「記録書」を刊行しております。昭和53年の記録書を見ますと、3歳馬(旧表記)は能検合格馬・不合格不受験馬について両親の血統も記載された形でリスト化しております(画像は平成7年度のもの)。
この2つを結び付けられたらいいんだよなあ、と思いつつ。私が帯広市や日本馬事協会に働きかけをできるほどの人物でもないわけで。
とりあえず、いつも通り「とりあえず自分で作ってみるか」ということで、少しずつ作業を始めてみました。
「この作業、何かの役に立つ? 時間の無駄遣いじゃね?」という感想が頭をよぎったりもするのですが。自分の興味の赴くままに手と頭を動かすのって、やっぱり楽しいですよね。
(競馬場に在籍していた競走馬の情報というのは競馬の記録としては「根幹」だと考えますので。いつの日か、公式な情報として整理できればいいなあ、と願いつつ)
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